画像の合成 - 概要
ある写真の一部を別の写真にコピーし合成したい!
2枚の写真を1枚に合成したい!
な~んて思ったことありませんか?
Photoshop Elementsを使えば意外に簡単にできるかも。。。
当『画像合成』ページでは、クイック選択ツールを使用し、1枚の画像の必要な部分をコピーし、もう1枚の別画像へ貼り付ける合成操作を説明します。
■ 画像合成イメージ ■
① 画像Aの主被写体部(熱気球の風船(球皮)部分)を範囲選択&コピー抽出
② コピー抽出した画像イメージを画像Bへペースト合成
「熱気球ホンダグランプリ」オフィシャルバルーンを撮った画像を使用
画像の合成 - 操作方法
1. 画像を開く
(1)画像を開く
画像合成で使用する2枚の画像を開きます。
ファイルの開き方は、「ファイルを開く」を参照ください。
(2)画像の表示
画像A
合成用1枚目の画像Aが表示されています。
サンプルでは、画像解像度5184×3888pxの画像が、表示倍率11.5%で表示されています。
この画像の熱気球の風船(球皮)部分を選択し、画像イメージとして他画像へ張り付けます。
画像B
合成用2枚目の画像Bが表示されています。
サンプルでは、画像解像度5184×3888pxの画像が、1枚目の画像Aと同じサイズです。
この画像は、背景画像に使用します。
次の「項番2.クイック選択ツール」および「項番3.範囲選択」は、概略説明です。
詳細は、画像の背景を透明にを参照ください。
2.クイック選択ツール
(1)クイック選択ツールの選択
ツールボックスから「クイック選択ツール」を選択します。
ツールボックスに「クイック選択ツール」が表示されていない場合もあります。
その時、ツールボックスには、次の関連ツールが表示されており、それを選択します。
<関連ツール>
①クイック選択ツール
②選択ブラシツール
③自動選択ツール
④選択エリア調整ブラシ
⑤オートセレクション
(2)ツールオプションバーの表示
タスクバーから「ツールオプション」を選択すると、ツールオプションバーが表示されます。
左端に関連ツールが表示されており、クイック選択ツールが選択されている事を確認/選択します。
(3)クイック選択ツールのオプション設定
範囲の選択に使用するブラシ、サイズを設定します。
ブラシには、「新規選択」、「追加」、「選択範囲から一部削除」があり、範囲の選択を新規/変更の区別です。
新規の場合、「新規選択」を設定し、範囲を選択した後は、「追加」あるいは「選択範囲から一部削除」の設定です。
サイズは、ブラシの太さで、選択範囲対象の図柄、色、範囲の広さなどにより異なります。
サンプルでは、ブラシ「新規選択」、サイズ13px(初期値)に設定しています。
3.範囲選択
(1)範囲選択対象の画像ウインドウをアクティブ
PhotoshopElementsウインドウには2つの画像が表示されています。
①範囲選択対象の画像A
②背景用の画像B
選択操作対象の画像Aを選択(クリック)しアクティブにします。
(2)範囲選択
画像A
選択する範囲を開始点から終了点までドラッグします。
ドラッグ進行中、選択範囲を示す境界線(点線)が表示され、その範囲が広がります。
ドラッグ後に選択漏れや余分に選択された場合、オプションのブラシ「追加」、「選択範囲から一部削除」を選び、選択する範囲を変更します。
サンプルでは、選択対象の図柄・色が多くあり、
このため開始点Aから終了点Bまでを曲線でドラッグし、なるべく全ての色を通過するようにドラッグしています。
(3)選択完了
クイック選択ツールにより主被写体の範囲を選択できました。
選択された範囲は。点線の境界線が表示されます。
サンプルでは、熱気球の風船(球皮)部分が選択されています。
上記「項番2.クイック選択ツール」および「項番3.範囲選択」は、概略説明です。
詳細は、画像の背景を透明にを参照ください。
4.画像イメージのコピー
画像A
メニューバーから「編集」、「コピー」を選択し、選択範囲の画像イメージをコピーします。
5.合成先へペースト
(1)合成先画像をアクティブ
PhotoshopElementsウインドウには2つの画像が表示されています。
①範囲選択対象の画像A
②背景用の画像B
ペースト先対象の画像Bを選択(クリック)しアクティブにします。
サンプルでは、背景用画像Bのウインドウをアクティブにします。
(2)合成先へペースト
メニューバーから「編集」、「ペースト」を選択し、画像イメージをペーストします。
画像B
選択範囲の画像イメージが、合成先画像にペーストされ、新たにレイヤーが作成されます。
サンプルでは、熱気球の風船(球皮)部分の画像イメージが背景画像の中央にペーストされました。
6.画像イメージの位置調整
(1)移動ツール
ツールボックスから「移動ツール」を選択します。
(2)レイヤー確認
ウインドウ右側パネルエリアのレイヤーを確認し、ペースト操作時に作成されたレイヤーが選択されていることを確認します。
サンプルでは、レイヤー1が選択されています。
画像B
合成先画像の中央部にペーストされた画像イメージは、点線で囲まれ各種操作が可能です。
点線枠には8ヶ所に四角印(□)のハンドルが表示されています。
①移動
点線枠内をドラッグし移動
②サイズ変更
四隅のハンドルをドラッグしサイズ変更
③回転、変形
ハンドルをドラッグし回転、変形
(3)画像イメージの位置調整、合成完了
点線枠内をドラッグし、画像イメージを移動し、位置調整します。
サンプルでは、背景画像の左下に画像イメージを移動しています。
(2)完成イメージ(画像合成)
2枚の画像合成 できあがり~~~!
※画像は縮小表示しています。
7.画像ファイルの保存
ファイルのデータ保存は、「ファイルを保存」を参照ください。
この「画像合成」ではレイヤーを使用しています。
保存時のファイル形式を、Jpeg形式以外にPhotoshop形式(*.PSD)で保存しておく変更が容易です。