半透明の塗りつぶし

画像を半透明に塗りつぶす 文字を見易く Photoshop Elementsの画像編集

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半透明の塗りつぶし 概要

旅行写真や記念写真にタイトル、日付などの文字入れする時、背景の絵柄、色で文字が読みずらい場合があります。
この様な時、背景画像が透けて見える様に薄いの色で塗りつぶすと文字が見易くなります。

フォトショップエレメンツの塗りつぶしツールを使用すれば半透明の塗りつぶしも簡単にできます。

当ページでは、半透明の塗りつぶし操作を説明します。

■ 半透明の塗りつぶしイメージ


半透明に塗りつぶし
長方形選択ツール、塗りつぶしツール使用

半透明の塗りつぶし 操作

1.画像を開く

ファイルの開き方は、「ファイルを開く」を参照ください。

 


2.画像の表示

(1)画像の表示

画像の表示

画像が、表示されます。

サンプルでは、画像解像度960×342pxの画像が、表示倍率100%で表示されています。


 


3.レイヤーの作成

半透明の塗りつぶしに使用するレイヤーを作成します。

新規レイヤー作成

レイヤーパネル上部から「新規レイヤーを作成」を選択し、 レイヤーを作成します。レイヤー名「レイヤー1」です。

なおメニューバーの「レイヤー」→「新規」→「レイヤー」を選択してもレイヤーは作成できます。


4.塗りつぶし範囲の選択、設定

(1)長方形選択ツールの選択

長方形選択ツールの選択
関連ツール
関連ツール

ツールボックスから「長方形選択ツール」を選択します。

ツールボックスに「長方形選択ツール」が表示されていない場合もあります。
その時、ツールボックスには、次の関連ツールが表示されており、それを選択します。

<関連ツール>
①長方形選択ツール
②楕円形選択ツール


 


(2)ツールオプションの選択

ツールオプション選択

タスクバーの「ツールオプション」ボタンを押下します。

ツールオプションバーが表示され、その左端に関連ツールが表示されています。
長方形選択ツールが、選択されていることを確認/選択します。


 


(3)塗りつぶし範囲の選択

レイヤー確認

項番3で作成した「レイヤー1」が選択されていることを確認します。


選択範囲指定

塗りつぶす場所をドラッグし、範囲設定します。 この範囲が塗りつぶし範囲になります。

サンプルでは、A点からB点までをドラッグし、点線内が選択範囲です。


 


5.塗りつぶしツールの選択、設定

(1)塗りつぶしツールの選択

塗りつぶし

ツールボックスから「塗りつぶしツール」を選択します。


 


(2)ツールオプションバーの表示

ツールオプションバー

ツールオプションバーが表示されていない場合、 タスクバーの「ツールオプション」を選択します。


 


(3)塗りつぶしツールオプションの設定

塗りつぶし

「塗りつぶしツール」のオプションを設定します。


塗りつぶしツールは、あるクリック地点と近い色を塗りつぶしツールです。

<ペイント>
ペイント(描画色で塗りつぶす)を選択します。

<許容値>
設定なし

許容値は、その色の近さ(色の範囲)度合いを、0~255の値で設定します。
許容値が小さい時、クリック位置の色に近い色が対象になり範囲が狭くなり、 値が大きい時には、塗りつぶし色の範囲が広くなります。

サンプルでは、新規レイヤーに対する塗りつぶしのため無条件に塗りつぶします。

<不透明度>
任意の値を設定します。
不透明度の値を小さくすると、塗りつぶしが薄くなり透けて見えます。
値を大きくすると濃くなり透けて見えなくなります。

<チェック項目>
すべてのレイヤー:チェック外す
隣接:チェック外す
アンチエイリアス:チェックする

サンプルでは、不透明度を70%に設定し、元画像が薄っすらと透けて見える様にしています。

 


(4)描画色の設定

描画色設定

ツールボックスから「描画色を設定」を選択します。


 


カラーピッカー

塗りつぶしの色を設定します。

サンプルでは、「白」を設定します。

カラースライダーを調整しながら、カラーフィールドから白部分を選択します。
あるいは、RGBカラー値(白:ffffff)を右下部分に入力します。


 


カラーピッカー

描画色が白に設定されています。


6.塗りつぶし

(1)塗りつぶし

塗りつぶし描画

選択範囲内をクリックします。
これにより選択範囲が白色で描画されます。

サンプルでは、不透明度を70%で描画しており、背景画像が薄すらと見えています。


 


(2)塗りつぶし 完了

塗りつぶし描画
文字入力によりテキストレイヤー追加
テキストレイヤー

半透明の塗りつぶしの完了です。

文字の入力は、文字の入力を参照ください。

サンプルでは、「大空へ」の文字を入力し、テキストレイヤーが作成されています。

<レイヤーの順序について>
画像の見え方は、レイヤーを上から下へ見るイメージです。
新たにレイヤーを作成するなど、なんらかの要因でレイヤー順序が変わった場合、文字が見えなくなったりすることも。その時にはレイヤーをドラッグし順序を入れ変えましょう。



(3)完成イメージ(半透明に塗りつぶし)

半透明に塗りつぶし できあがり~~~!

半透明の塗りつぶし完成イメージ 塗りつぶし範囲の変更

半透明の塗りつぶし完成イメージ(文字入れ後) 塗りつぶし範囲の変更


7.取り消し/やり直しボタン

<タスクバー>
画像編集 取り消し/やり直しボタン
<メニューバー>
取り消し/やり直し メニュー操作

画像編集時の取り消し/やり直しの時には、タスクバーの「取り消し」/「やり直し」ボタンを使用します。

またメニューバーの「編集」、「取り消し」/「やり直し」の選択でも操作できます。

ショートカットもあります。
取り消し:Ctrl + Z
やり直し:Ctrl + Y


8.画像ファイルの保存

上記操作で作成した画像データには、レイヤーを含んでいます。
保存時にJpeg形式以外にPhotoshop形式(*.PSD)で保存しておくと変更操作が容易になります。

ファイルのデータ保存は、「ファイルを保存」を参照ください。

半透明の塗りつぶし(変更操作)

半透明の度合い変更 あるいは 描画色変更

塗りつぶし直後(項番6.の操作直後)では、不透明度、許容値、描画色の変更は次の順序にて行えます。

(1)「塗りつぶし」の取消し
タスクバーから「取消し」を選択します。

(2)塗りつぶしツールオプションの再設定
「不透明度」あるいは「描画色」の再設定(項番5.の(3)(4))

(3)塗りつぶしの再操作(項番6.)

塗りつぶし範囲(選択範囲)の変更


塗りつぶしができた時点で、塗りつぶし範囲の変更は次の様にします。

(1)レイヤー1の選択


レイヤー1を選択します。
※レイヤー1は、項番3.で作成したレイヤー(塗りつぶし用)です。


(2)「移動ツール」の選択、範囲変更


ツールボックスから「移動ツール」を選択します。



選択範囲された枠が点線に変わり、四隅および各辺に□のようなマークが表示されます。
この状態で選択範囲内や各辺をドラッグし範囲を変更できます。