QRコードとは? QRコードのスキャナー、生成アプリ

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QRコードとは

QRコードとは、株)デンソーウェーブが開発したマットリックス型の二次元コードです。

QRコードのQRは、素早い読み取り(Quick Response)を目指し開発されたことに由来し、「QRコード」と名付けられています。



通常のバーコードが、横方向に情報を格納するのに対し、QRコードは、縦横方向に情報を格納し、数字・英字・漢字・カナ・ひらがな・記号など文字種類が多く、大きな情報量を格納できます。
また同じ情報量であればバーコードに比べQRコードは、の印刷スペースはかなり小さめなります。

※QRコードは、デンソーウェーブの登録商標です。

QRコードの用途

通常のバーコードの用途としては、文字種・情報量の制限により一般的な商品に多く使用されていますが、QRコードは文字種の多さ・情報量の多さにより多種多様に使用されています。

身近な用途として

・新聞・雑誌などの広告欄のURL情報
・チラシの広告欄
・航空券(搭乗券)

などがあります。

またQRコードは、コード作成・読み取り用のアプリもあり、個人でも簡単に作成や読み取りができ利用できます。

例えば、名刺にホームページやメールアドレスを印刷する場合がありますが、それにプラスしQRコードを印刷しておくと、名刺をもらった相手は、そのQRコードをスマホで読み取り、表示されたURLにネットアクセスが簡単にできます。

またメールアドレスを読み取れば、メールアプリを起動でき、面倒なメールアドレスの入力、もちろん入力ミスもなく、メールできます。

名刺以外にも催し物の招待状、誕生カード・お祝いカードなど各種カード、チラシなどに地図、動画、SNSなどのURLを入れておくと便利でしょう。

またパソコンとスマホ・タブレット間でも情報の受け渡しにこんな使い方もできます。

例(その1)
パソコンからスマホ・タブレットへURL情報を渡す。

・パソコンでQRコード作成アプリを使用し、ホームページURLでQRコードを作成・画面表示します。
・スマホ・タブレットのQRコード読み取りアプリにより、画面表示されたQRコードを読込みインターネットアクセスできます。

例(その2)
上記 例(その1)とほぼ同じですが、スマホ・タブレットから別のスマホ・タブレットへURLやメール情報を渡す
QRコードの用途は、多種多様です。個人でもアイデア次第で色々な使い方ができるはずです。

お薦めQRコードのアプリ

QRコードを個人で使用する場合、まず必要になるのがQRコードの読み取りアプリです。
さらにQRコードを印刷する場合、QRコードの生成(作成)アプリが必要です。

QRコードのお薦めアプリを紹介します。

スマホ、タブレット向けQRコードのアプリ

スマホ、タブレットの標準カメラアプリでQRコード

近年、Android系やiOS系のスマホ、タブレットの標準カメラアプリでもQRコードを読み取ることができるようになっています。

<Android系>

メーカー、機種によっても異なるでしょうが、Android系スマートフォンやタブレットの標準カメラアプリでQRコードの読み取りができます。

スマートフォン F-01J (Android 7.1)の標準カメラアプリ


カメラアプリを使えばQRコード専用のアプリが無くてもQRコードの読み取りができます。

<iOS系>

iPhoneやiPadの標準カメラアプリでQRコードの読み取りができます。
iOSのバージョンはiOS11からです。
なお「設定」アプリの「カメラ」「QRコードをスキャン」をオンにしておけば使用できます。

iPhoneやiPad (iOS11)の標準カメラ設定


スマホ、タブレットのQRコード専用アプリ

Android系、iOS系のスマートフォンやタブレットの標準カメラアプリにQRコード機能が無い場合、お薦めのアプリは、デンソーウェーブが提供しているQRコードアプリ(公式QRコードリーダー”Q”)です。



Android系、iOS系の両方のデバイス用アプリがあり、QRコードの読み取りやQRコードの作成もできます。
iOSデバイス用アプリが、App Storeで見つからない場合は、こちらから。 http://www.qrcode.com/

パソコン向けQRコードのアプリ

サイテック社(http://www.psytec.co.jp/)のフリーソフト「Psytec QR Code Editor」が、パソコン向け(Windows系)QRコード作成アプリとしてお薦めです。

PC向けQRコード作成アプリ QRCodeEditor


QRコードは、ファイル種類としてBMP、JPEG、GIF、TIFF、PNGで作成できます。

作成したQRコードファイルを名刺などに印刷でき、また作成途中にQRコードのイメージがパソコン画面に表示され、表示イメージをスマートフォンなどで読み取れば、URLなどの情報受け渡しに使えます。とても便利です。